口から食べるプロジェクト、口腔ケア研修会
2018年01月23日 / 桜十字の日常

胃ろう、経鼻栄養など、栄養を摂る方法はさまざまですが…

どんなに身体が弱っても、ごはんを食べたい!

そう思う人は多いと思います。

桜十字では、病院全体で『口から食べるプロジェクト』に取り組んでいます!

略して「くちたべ」と呼んでいます(^^)

先日、桜十字で開催された、くちたべ関連の「口腔ケア研修会」について、クチタベ専従看護師の建山師長からの報告です(^^)!

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1月19日(土)、日本赤十字広島看護大学の迫田綾子先生を講師にお招きして、口腔ケア研修を行いました。

迫田先生の講義では、患者さん一人一人に合った歯ブラシを見つけること、ケア用品を選定するところから看護は始まっているというお話に衝撃を受けました。

お恥ずかしい話しですが、患者さんに合った物を選ぶようにはしていましたが、看護を意識していたかというと…。

患者さんに関わる些細なことが、とても意味深い看護ケアだと意識すると、一つ一つの行為がとても大事なことだと気付かされました。

 

また「うがいは命」というお話では、ブラッシングで破壊したプラークは、ホウキで掃き散らかしているようなもので、2〜3回の簡単なうがいでは細菌数は減らず、誤嚥性肺炎のリスクがあるということ。

5回以上のしっかりとしたブクフグうがいが細菌数を減らすことになるという研究結果を教えて頂き、研修生が驚いていました。

午後は、患者さまの口腔ケアを実践させて頂きながらご指導をいただきました。

研修に参加した看護師からは「口の中だけを見ていてもダメで、全身状態や表情などを観察しながら行わないといけないことを学んだ。病棟に広げていきます‼︎」と、感想をもらいました。

研修終了後、興奮冷めやまぬ看護師さん達は、師長へ研修報告をしていたようです!

口腔ケアが終わった後の患者さまのスッキリとした表情。それを見て、キラキラした瞳の看護師達。

目の前でケアリングを見ました‼︎とてもステキな1日でした。

迫田先生、竹内先生、榎本先生、田平先生、本当にありがとうございました!

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建山師長からの報告でした!

ありがとうございました(^^)

くちたべの活動について、興味のある方はホームページもご覧ください!→こちら

余談ですが、「くちたべ入院」といって、経管栄養(胃ろうや経鼻栄養)から経口摂取への移行や改善を目的としたご入院も増えています。

新幹線で何時間もかかるくらい遠方からのご入院も少なくありません。

もしもお悩みの方が居たら、地域連携室へご相談ください!→電話:096-378-1120

 

人事部 みたらい

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