桜十字病院は開設20周年を迎えました。The third decade(第3の10年)に突入です。The second decade(第2の10年)に入った際には、熊本地震に見舞われ、出鼻をくじかれる事態となりました。しかし、桜十字病院は地域医療における回復期・慢性期の中核病院として、その役割を全うしてきたと自負しております。また、メディメッセ桜十字を開設し、予防医療や在宅医療にも注力してきました。
これからの10年を展望しますと、超高齢社会が進む一方で、社会保障費のひっ迫は医療費の抑制につながり、これまで以上に「健康寿命の延伸」が重要な課題となります。
桜十字では、これまでの10年間は「生きるを満たす。」をスローガンとしてきました。今後10年間のスローガンを「WELL-BEING FRONTIER」としています。桜十字に関わるすべての人たちがより良い状態で幸福に生きるという意味となります。桜十字病院はこのスローガンのもと、the third decade を邁進していきたいと考えています。それが「健康寿命の延伸」にも、病院としての次のdecadeに向けたSDGs(持続可能な開発目標)にもつながると確信しています。