病院は、大切なものに気づける場所。

奇しくも、ひとは、身体をわるくしたときに初めて気づくことがあります。
健康のことはもちろん、家族や友人の存在、一日の時間の長さ、子供のころ叶えたかった夢や、これからの未来のこと。
病院は、大切なことに気づける場所でもあるのです。そして、新しいことを始めたり、想いを誰かに伝えたり。
そういうことのきっかけにもなる場所なのかなと思います。

小山薫堂

まってるラウンジとは

『まってる。』 文:デヴィッド・カリ / 絵:セルジュ・ブロック / 訳:小山薫堂

フランスの絵本『まってる。』をモチーフにした空間です。

ある男の子が人生の中で出会う、さまざまな待ってる時間を1本の赤い糸で描いたフランスの絵本『まってる。』。この絵本の世界観をモチーフに、新しいことをはじめたり、想いを誰かに伝えたり、人生の大切なものに気づける場所を目指していきます。

レタールーム

お手紙を書いてみませんか?

大切な人に、未来の自分に、ゆっくりと落ち着いて手紙を書くためのお部屋です。その思いを文字にしてみませんか?親子で使える広いテーブルに心を落ち着けて自分と向き合えるデスク、座り心地の柔らかいレザーや木製のチェアを備え、心地よく落ち着ける空間になりました。万年筆や色鉛筆、インクペン、お手紙を飾るスタンプなど、手紙を書くのが楽しくなる文房具もぜひお試しください。

まってるポスト

ここにいる、あの人へ。退院する日の自分へ。

ライブラリーの横にある、ちょっと特殊な2種類のお手紙と普通郵便、3種類のお手紙を投函いただけるポストです。「ここにいる、あの人へ」宛てたお手紙は、病院の患者さまやホスピタルメントにお住いのお客さまにお届けします。「退院する日の自分へ」は、未来の自分に宛てたお手紙を、退院する日にお届けします。戦前のポストをモチーフに、桜のレリーフをあしらった桜の木でできたポストです。

フィルカフェ

毎日立ち寄りたくなる、居心地の良いカフェをめざしました。

「Fil」は、フランス語で「糸」を意味する言葉。絵本『まってる。』の裏表紙に書かれた「au fil de la vie...」という一節から名付けました。世界中のバリスタが愛用する「マルゾッコ」社製のエスプレッソマシンで抽出した美味しいラテをはじめ、ハンドドリップで淹れる豊かな香りのコーヒーを提供しています。

まってるライブラリー

「明日が楽しみになる本」をテーマにセレクトした、11カテゴリーの本が並びます。

数々の図書館や本の売り場をつくったり、本そのものの制作に携わったり、本にちなんだキュレーションをおこなったりと、本に関わるあらゆる仕事を手掛けているBACHの代表を務める、ブックディレクター幅允孝氏。病院・ホスピタルメントに足を運んで行った、患者さまやお客さま、スタッフへのインタビューをもとに選書していただきました。

シェアルーム

家族が集まるリビングのようにお使いください。

完全予約制のシェアルームは、貸し切りで家族やご友人とプライベートな時間をお過ごしいただけます。9脚の椅子が囲むテーブルに、4人掛けのソファー、70型のテレビを配置。ご家族だけの誕生日会や家族会議、ご友人を招いてのホームパーティーなど、自由な使い方で大切な人との時間をお過ごしいただけます。
※ ご予約はフィルカフェにて受け付けています。