当院は、患者さまの「在宅復帰」と在宅復帰後の安心な生活をサポートしたいと、地域包括ケアシステムの構築・改善に取り組んでいます。自宅療養・自宅での生活を行うに十分な状態に回復していただき、患者さまやご家族にとって安心して暮らしていただくことが、私たちの務めであると考えています。そのために、急性期病院を退院された直後からご自宅へ帰られるまでをフォローできる病棟機能を整え、地域の診療所の皆さまと連携を取って、一貫してサポートできる体制を整えています。
ご紹介いただいた先生方とのつながりを大切にした連携の構築を目指しています。

当院の取り組み

ご紹介元の病院で手厚く処置をされた患者さまは、当院に入院後さまざまな経過をたどられます。当院に入院後の患者さまの経過やご様子をお知らせしたいと、ご報告のお手紙をご紹介元の皆さまにお送りしています。紹介元の皆さまからは、退院後のご様子を知ることができて励みになる、と嬉しいお知らせもいただいています。

当院の医療体制

当院の医療体制の図

急性期病院(看護配置7:1)における在宅復帰としてカウントされる転院先

  • 亜急性期

    急性期直後の患者さまから受け入れが可能です。在宅復帰を目指される患者さまを対象とした「地域包括ケア病棟」と「障害者施設等一般病棟」があります。
    人工呼吸器を付けた患者さまや人工透析を要する患者さまの受け入れも可能です。

  • リハビリ

    回復期リハビリ病棟では、自宅と同じ環境をつくってリハビリができるADL室を完備しており、365日リハビリを実施。各疾患別のリハビリで全て施設基準Ⅰを取得しています。病棟リハビリを行っており、集中して密度の濃いリハビリができる環境を整えています。

  • バックベッド

    在宅で生活・療養されている方のかかりつけ医(地域の診療所・ クリニック)のバックベッドとしての役割を担っており、開放型病床も有しています。
    急性期病院に入院するほどではない急性増悪(肺炎、脱水症状、食中毒等)や検査入院等ご相談ください。

  • 長期療養

    「在宅復帰」を目指す病棟において、入院可能な期間を過ぎてなお医療的必要度の高い方、または在宅復帰に不安のある方を長期療養が可能な病棟でサポートします。

  • 緩和ケア

    悪性腫瘍の患者さまの症状緩和を目的とした入院を受け入れています。

  • 緩和ケア(自宅療養)

    在宅療養される悪性腫瘍の患者さまのご入院・一時入院、レスパイト入院を受け入れています。

入院のご相談・お問い合わせは

地域連携室

096-378-1120