当院は、平成27年2月に公益財団法人日本医療機能評価機構の病院機能評価を受審し、定められた認定基準に達していることが認定され、平成27年6月5日付けで認定証を受領いたしました。
今回の受審におきまして、各病院のS評価(秀でている)の所見をまとめた『病院機能評価データブック 平成26年度』に、当院の2つの事例が掲載されることとなりました。
このような評価をいただいた事をスタッフの誇りとし、今後も皆さまのお声を道しるべに、より一層「患者さま満足」を一丸となって目指してまいります。

<掲載される事例>

■1.2.3 地域に向けて医療に関する教育・啓発活動を行っている(慢性期病院)
評価判定結果:S
「生き生き健康教室」はケアや介護予防、栄養など多彩な内容で地域住民を対象に毎月実施している。出前講座は同地区の住民を対象に年3~4回開催している。NST研究会は「口から食べる」ことへの取り組みを課題に県内の医療機関から274名の参加を得て実施し、2年ごとの開催となっている。更に「シーティング・セミナー」を医療機関や介護事業所を対象に2015年実施し今後も継続的に実施する予定である。出張サロンは、介護予防やリハビリテーションを中心に同地区の住民を対象に年2回実施されている。生き生き健康教室や出前講座などは20~30人の参加を得ており、住民の認知も高いと思われる。健康増進や介護予防における地域活動は高く評価でき、今後も地域をリードし寄与されることを大いに期待している。更に健診は各種健診や人間ドックを外来と区別し対応され評価できる。

■3.1.4 栄養管理機能を適切に発揮している(慢性期病院)
評価判定結果:S
調理室の衛生面は問題なく、栄養管理科の事務所の壁は全て透明ガラスのため、廊下からオープンに見ることができ、清潔感のある事務室である。食への取り組みは、月1回の行事食では弁当箱やプレートで松茸や鰻など普段使用しない食材を使用している。朝食は洋食メニューも用意し選択できる。誕生日には手作りのケーキを用意しており、おやつバイキングを月1回実施し、デザートを選択できる工夫も行っている。当然、糖尿病やアレルギーへの対応も行われている。更に「食で日本を旅する(故郷の味めぐり)」と称し、各県の代表的な食を週1回提供し、1年で日本一周を目指すユニークな取り組みもある。食器は愛媛県の砥部焼を全て使用し、高齢者にも使いやすい形状と重量である。患者・家族の要望に対して、つくしの佃煮など手の込んだ料理にも挑戦しており、春は100本の桜の下で花見弁当を提供し昼食を取る大々的な取り組みもあり、食提供の面では高く評価したい。